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固体・液体・気体


水の状態変化

氷(固体)を温めていくと,やがて水(液体)になり,最後に水蒸気(気体)になる。このような状態の変化を三態変化という。
固体,液体,気体の3つの状態を物質の三態といい,これらの状態の変化を三態変化という。

 
融解熱・・・固体が液体になるのに必要なエネルギー
   水:6kJ/mol

蒸発熱・・・液体が気体になるのに必要なエネルギー
   水:41kJ/mol

融解しているときや,沸騰しているときは,熱エネルギーが状態の変化(分子間力を振り切る)に使われるので,温度が上がらない。

 

■練習例題
0℃の氷100gを加熱して全てを100℃の水蒸気にするのに必要なエネルギーは,何kJか。

<解法> 3つの段階に分けて考える。

0℃の氷 → 0℃の水

 0℃の水 → 100℃の水

100℃の水 → 100℃の水蒸気 

ここで必要とするのは融解熱である。
水の融解熱は 6kJ/mol 
水1mol=18g   であるので,
100gの水について考えると,
6×(  1  )/(  2  )kJ を必要とする。

(  3  )kJ 

1gの水の温度を1℃上げるのに1calの熱量を必要とする。
100gの水について,100℃上げるには,
(  4  )cal を必要とする。
1cal=4.2Jであるので,これをkJに換算して

(  5  )kJ

ここで必要とするのは蒸発熱である。
水の蒸発熱は 41kJ/mol 
水1mol=18g   であるので,
100gの水について考えると,
41×(  6  )/(  7  )kJ を必要とする。

(  8  )kJ 

答 以上を合計して (  9  )kJ             


固体・液体・気体

三態は,温度による分子の熱運動分子間力によって説明できる。

固体

液体

気体

体積:一定

形:一定

体積:一定

形:容器にしたがう

体積:容器にしたがう

形:容器にしたがう

定位置で振動

少し移動

自由に移動

小  ←     運動エネルギー    →  大

分子間力:大きい

分子間力:大きい

分子間力:小さい

分子間距離:小さい 分子間距離:小さい 分子間距離:大きい

 


粒子間にはたらく力と物理的性質

融点・沸点が高く、融解熱・蒸発熱の大きい物資は、その物質を構成する粒子間にはたらく力が大きい。

ハロゲンの単体の比較

  F2 Cl2 Br2 I2
分子量 38 71 160 254
小    ←           →    大
状態 気体 気体 液体 個体
融点 -220 -101 -7 114
沸点 -188 -34 59 184
融点・融点 低    ←           →    高
分子間力 小    ←           →    大

* 構造がよく似た分子からなる物質では、分子量が大きいものほど沸点・融点は、( 1 ) くなっている。
すなわち、分子量が大きいものほど( 2 )が大きいと考えられる。

水素結合をしている物質の沸点・融点は、分子性の物質の中ではきわめて高い。

水素結合は、分子間力の特別な場合で、普通の分子間力に比べるとかなり( 3 )い力であるから。

一般的に、分子性物質の沸点・融点は、イオン性物質や金属と比べるときわめて( 4 )い。

分子間力(水素結合を含めて)は、化学結合(イオン結合・共有結合・金属結合)に比べると、はるかに( 5 )い力であるから。

  


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