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2002年度実施
「情報」授業日記
(2002年1学期)


科目名:情報 (学校設定科目)
単位数:1単位 (全3クラス)
実施教室:IT-Room(コンピュータ室)
教室LAN:サーバー WindowsNTserver4.0(SP6),クライアント Windows98を使用(生徒用40台,教師用1台)
その他機器:カラーレーザープリンタ5台,デジタルカメラ5台,スキャナ4台,画像転送装置 など
使用ソフト:Windows98,MS-Office2000(Excel/Word/Access/PowerPoint) など
使用教材:ITHome(校内Web) ・ 自主テキスト
授業内容:年間 約25時間(予定)


教科「情報」授業日記(2002年1学期)  授業日記 2学期3学期

<1回> オリエンテーション(1)
1 4/16(火)

IT-Roomの使い方・利用規定/ログオン/マイフォルダの確認/課題提出・教材配布フォルダの確認/情報アンケート/

2 4/17(水)
3 4/18(木)
  「情報」初めての授業である。教える方は,不安と期待でいっぱいの気持ちで授業に臨んだが,生徒はたいして緊張感も持たず,IT-Roomに入ってきた。
  はじめに,教科「情報」についての説明。2003年度からの新指導要領の先取りで,本校では今年度から実施し,記念すべき「情報」授業1期生であることを告げる。

  IT-Roomのオリエンテーションとして,ITHome(校内Web)でIT-Room使用上の注意・コンピュータ・ネットワークの使用上の注意をする。続いてログオンについて説明した後,コンピュータの電源を入れた。Windowsが立ち上がるのがやけに遅く感じる。生徒のユーザ名は,メモ書きしたものを配った。オリエンテーション終了時に,ユーザ名を記したネットワーク許可カードを渡すことになっている。

  次に,生徒個人のマイフォルダの場所を説明した。マイコンピュータの"Sv02の**Seito"をクリック,その中にある自分のユーザ名のフォルダが各個人のマイフォルダであることを知らせる。
ウインドウの操作(移動・サイズの変更など)を少し練習し,マイフォルダを閉じる。

  もう一つ,マイコンピュータのにある”課題提出”フォルダと,"教材配布"フォルダの説明をする。教材配布フォルダに,「情報アンケート」にリンクしたWordのファイルを入れておき,そこから「情報アンケート」を開く。

  「情報アンケート」は,アンケートに答えて送信すると即座に集計結果を見ることができる。大人数の同時送信は試してみることができなかったので,正常に機能してほっとした。アンケート集計はこちら

  Windowsの終了の仕方を説明し,記念すべき初回授業が終わる。

<2回> オリエンテーション(2)
1 4/23(火)

・タッチタイプ1(ホームポジション)
・インターネット基礎(利用上の注意/ブラウザの使い方/検索のしかた)

2 4/24(水)
3 4/25(木)
  はじめに,キーボードの使い方を簡単に説明する。(後でインターネットの検索に文字入力が必要なため) Enterキー,スペースキー,半角・全角キーの場所だけ確認させてから,ホームポジションについて説明する。キーボードを印刷した紙の上に指をのせ,画面提示装置で指の動かし方を見せる。その後MikaTypeで少し練習する。

  コンピュータになれている生徒は結構多いが,ホームポジションになれている生徒は結構少ないものだ。自分流にやってきた生徒には面白くないみたい・・
  練習時間が記録されていくので,1学期末にはそれを評価の対象にすることを言っておく。

  次にインターネット基礎。インターネットを利用する上で注意すべきことを簡単にではあるが一通り説明する。今年度から,IT-Roomの放課後の自由利用ができるようにするために,インターネットの注意は絶対不可欠である。
  IEを起動して,ITHome(校内Web)の画面でリンクからページを移動する方法,URLを直接入力してWebページを開く方法,検索機能を使ってWebページを探す方法を紹介する。

  2回の授業で特に気になることは,いすに深く腰をかけ,背筋を伸ばしてキーボードに向かう・・という姿勢がとれない生徒がかなりいることである。普段の授業でもそうなのか,「情報」の授業に取り組む気持ちの表れなのか・

<3回> 日本語入力の基礎
1 4/30(火)

・日本語入力について

・日本語入力ソフトについてキーボードの説明
・実習「入力練習」・ファイルの保存

2 5/01(水)
3 5/02(木)
  オリエンテーションも終わり,実質「情報」の授業の初回である。はじめに,いすに座る姿勢について注意をしておく。(足の位置についても・・)
  先週に引き続き,タッチタイプの練習を10分ほどおこなった後,「日本語入力の基礎1」の授業に入る。ITHome(校内Web)の画面にその日の課題を表示し,同時にWordのファイルを開いて,そこに日本語入力の練習をするのだが,画面に2つのウインドウを開けて並べるのに手間取る。
  ファイルに名前を付けて保存するのは,さらに時間がかかり,授業終了が少し遅れた。

  日本語入力については,なれている生徒となれていない生徒で,やはり差が大きい。日本語のローマ字対応が不安な生徒もいる。速く進む生徒のために,追加の練習課題も準備しておいたが,全体的に予想より時間がかかり,ファイル提出にはいたらなかった。できる限り毎時間,提出させていきたいと思っている。・・・評価の方法も気になる・・

  「情報」の授業では,教室でおこなう授業と大きく異なる点がある。生徒の顔を見ることがなかなかできない,ということである。生徒は,説明を聞く時も画面を見ているので,顔は前を向いていない。実習のときも同じである。説明はできる限り立って生徒のほうを見ておこなうが,生徒がこちらを見てくれないのが何とも心許ない。
  結果,3回の授業で顔を覚えたのは,いすをクルクル回して遊んでいる生徒だけ・・

<4回> 日本語入力の基礎2
1 5/06(火)

・実習「入力練習」続き・変換文節の移動・文節の区切り位置の変更
・ファイルの保存・課題提出フォルダへの提出のしかた

2 5/07(水)
3 5/08(木)
  はじめにMikaTypeでキーボード練習。今回は,日本語のローマ字入力の練習に入ったが,これまでと少し様子が違う・・ 。ホームポジションは守られてはいないものの,みんな集中して無心でキーボードを叩く。これまでのホームポジションで機械的にキーを打つ練習は,あまり集中できていなかったが,やはりつまらなく感じていたのだろう。今日は,一瞬教室内キーボードを叩くカッカッという音だけが鳴り響いて,なんか,よその学校の情報コースのクラスみたい・・・・

  前回の課題「入力練習」の続きをやり終わる。ファイルの上書き保存と課題提出フォルダへの提出をおこなう。授業後すぐに提出されたファイルを確認して,未提出者がいないかを確認すると,未提出者が1名。その日の昼休みにすぐIT-Roomに呼び,少し実習させて保存・提出を完了する。ホッ。あぶない・・

<5回> Word基礎1
1 5/13(火)

・コピー/貼り付け ・切り取り/貼り付け

・書式設定ツールバーの使い方

 フォント・フォントサイズ・太字・斜体・下線・・文字の色など

・ワードアート

2 5/14(水)
3 5/15(木)
 Word基礎では,作成した文書の印刷までを目標にする。作成する文書は,我がSchool Song。3番で英文の入力練習も少しできるというわけ。きれいにレイアウトして,カットなども入れて,印刷をおこなう。(全2回予定)

  1回目は,書式設定の実習。自分の名前を1行書き,コピー貼り付けで10行ほど複写。色々な文字装飾をおこなう。簡単な操作で,あっという間に同じものをいくつでも複製できる,簡単にいろいろな文字が書ける・・という,手書きと比べたワープロの利点を実感できる。ワードアートの使い方も紹介し,各自様々な色・自体・デザインの名前(文字)を前に,結構満足げである。

  ファイルの「名前を付けて保存」は,2回目であるにもかかわらず,やはり手間取る。キーボードの操作が少なく,マウス操作だけになると,生徒の仕事はだんぜんスピードアップするのだけど・・・。

<6回・7回> Word基礎2・3/文字入力とレイアウト・印刷
1 5/27・6/4(火)

・Word基礎 (Visual校歌)

・Wordページ設定/用紙サイズ・余白・行数など

・ワードアート

2 5/28・6/5(水)
3 5/29・6/6(木)
 中間考査をはさんでのWord基礎2回の授業。

  Wordで作成した文書を授業で印刷するのは,主にB5サイズになるという予想で,準備として,Normal.dotファイルを用紙サイズB5,左右余白15として作成し,\Windows\Application date\Microsoft\Template に(上書き)保存し,これを,生徒機の同じフォルダにファイル配布機能を使って配布しておく。
 Wordの文書を作成するときは,まず最初にページ設定で,用紙サイズなどを設定するが,この操作を確認だけで済ますことができ,これは実習時間の短縮に大いに役立った。

 校歌を初めから入力していく。急がず,できる限りホームポジションで・・と注意を促すが,競争意識が働くのか,ある程度入力になれている生徒ほど自分流のキータイプで入力に集中する。1番がほぼ入力終了したころに一旦作業を中断し,あとは,Sampleのファイルからコピー貼り付けで,完成させる。
 次に,インデントを利用して,全体レイアウトを整え,ワードアートとクリップアートでビジュアルに仕上げる。
 校歌を紹介する文書なので,”歌詞がわかりやすいことと学校のイメージに合っていること”を評価の対象にすると伝えると,なかなかそれらしいものが出来上がってくる。”Visual校歌”と名付ける。 

 できれば1回で終了としたかったが,時間切れで,2週にわたっての授業となる。

 プリンタの使用は初めてなので設定など結構手間取ったが,プリンタから自分の作品ができあがって出てくると,みんなうれしそうな様子である。照れながら友だちに見せてまわる生徒もいる。カラーのレザープリンタ5台の力はたいしたもので,印刷OKのボタンをクリックすると,ほとんどすぐに刷り上ってくる。背景に凝ったり,フォントにも工夫したり,なかなか力作ぞろいであった。

<8回> 名刺作成1/ペイント
1 6/14(火)

・名刺作成1/ペイントの使い方

 ペイントの起動とキャンバスを開く/ツールの使い方/カラーパレットの使い方/イラストを描いて保存

2 6/12(水)
3 6/13(木)
 今回のテーマは名刺作成。Wordのラベル作成で,簡単に名刺サイズのもの(A4縦で2列5行の表)ができる。名刺には,自分で作成した似顔絵イラストを貼り付け,個性あふれるオリジナルなものを作成する。
 全2回の予定で,1回はペイントでの似顔絵イラストの作成。

 はじめに,かんたんなペイントの操作を説明する。操作の説明をしいている間も,「早く描きたい〜」という声が聞こえる。似顔絵イラストの見本のようなものを見せ,指導者が例として作った名刺を見せる。
 実習に入ると,どんどん絵筆の進む生徒とそうでない生徒の差が大きい。”絵を描く”というのは,パソコンの操作の慣れ不慣れとは全く無関係で,”芸術性”といえば大げさであるがやはりそのような能力が求められる。

 教科「情報」を担当するに当たって,一番の問題点と自覚していることが,実はこのことである。教科「情報」は,言うまでもなく既存教科全体にからむ総合的な教科であるが,予想以上に”美術系”のセンスを要求される。
 今年で3回目の実施となる教科「情報」の免許取得講習は,現職教諭で数学・理科・家庭科・(商業・工業)の免許取得者が対象となっているが,美術(やその他)の免許取得者はなぜその対象にならないのかが当初から問題とされていた。
 一般的には,「情報」=「コンピュータ」=「理系」というイメージがあるようだが,数学と理科の教師だけでこの新教科「情報」をやっていくのは,難しい事なのかもしれない。生徒作品の評価にあたっても,正しい評価ができるのかどうか,不安はつきない。

<9回> 名刺作成2/Word
1 6/18(火)

・名刺作成2

 Wordの宛て名ラベル作成/図のツールバー/図の挿入/レイアウト(前面・背面・四角)/透明な色に設定

2 6/19(水)
3 6/20(木)
  名刺作成2回目。Wordの宛名ラベル作成機能を使うと,市販の名刺用カードにあわせた5行2列の表が自動的に作られる。学校名・名前など入力をしていく。一通り入力した後,レイアウトやフォントサイズ・色などを工夫する。これまでの授業で使ったワードアートを使う生徒もいる。「字の色を変えるのはどうするんやった?」と質問する生徒もいる。1回だけの操作で,全て覚えることは難しい。
 次に図を挿入して,図のレイアウトをおこなう。ここで,前回の授業で描いたイラストが気に入らない生徒は,もう一度ペイントに戻ってイラストを描き直す。結構みんな真剣で,自分なりのこだわりをもって,個性あるものを作り上げていく。1枚が完成したら,それを他のセルにコピー貼り付で,一気に完成する。色やレイアウトを変えた数種類のものを作っている余力のある生徒もいる。
 この時間内に完成する予定だったが,印刷だけ次回に残すことになった。

 プリントアウトしたものが,コンピュータ画面の色と大きく違っており,プリンタの調整を以来した。

<10回> 名刺作成1/印刷
1 6/25(火)

・名刺印刷

・Wordで1学期の感想を書いて提出。

・ITHomeで1学期の復習/期末考査対策

2 6/26(水)
3 6/27(木)
  期末考査前最後の授業。1学期の期末考査は実施することにしていたので,その説明をする。内容は,・コンピュータ基礎 (ITHome)   ・1学期実習内容  ・キーボードのキー配置

 名刺の印刷が完了したものから,1学期の感想を書く。Word使用。自分でつくった文を入力するのはこれがはじめてである。みんな真剣にキーボードと画面に向かっている。5行くらいでいいよ・・と言っても,もっと書きたい・・・という雰囲気。中には,”自分とパソコンとの出会い”をかいてるの・・と,B5ぎっしり1枚くらい書きたそうな生徒もいる。

 期末考査対策もしてほしいので,感想入力を急がせて,ITHomeで1学期の復習をする。キーボードのキー配置や,キーの機能についての練習問題を用意しておいた。

<11回> 作品評価会
1 7/9(火)

・Word基礎で作成した”Visual校歌”と”オリジナルイラスト入り名刺” 2つの作品の評価会

2 7/10(水)
3 7/11(木)
  夏休みを前にした期末考査後の授業。これまでに仕上がった2つの作品の評価会とした。

 1クラスを6つの班に分け,班内で作品それぞれについて推薦作品を選び,その良いところ,よく工夫できているところを話し合って作品推薦用紙に記入する。はじめはなかなか話が弾まないようだが,みんなの班を回って作品のよいところを少しオーバーに褒めてやると,少しずつ言葉がでてくる。
 次に,班ごとに発表者を決め,画像提示装置で全員のパソコン画面に作品を映し出して,自分の班の推薦作品を紹介する。聞いているほうは,作品評価表に,班ごとに推薦された作品についてよいと思うところを記入していく。全部の紹介が終わった時点で,6つの中からいちおし作品とにおし作品を選ぶ。
 時間が少しあまったクラスで,「班で推薦されなかった作品で,ぜひみんなに見てもらいたいと思うものがあれば前に持ってきて」と呼びかけると,何人かが友達の作品をもってきた。なかなか良作品である。

 来週の1学期最終授業で,校内Webで発表することを伝える。

<12回> ネット社会の歩き方1(座学)
1 7/16(火)

・ITHome(校内Web)で作品鑑賞

・情報モラルアンケート/

・HP「ネット社会の歩き方」より,個人情報について

2 7/17(水)
3 7/18(木)
  はじめに,前回の授業で選ばれた優秀作品と,各班で推薦された作品(ITHomeに掲載)をみんなで見る。他のクラスの生徒の作品にもみんな関心を寄せ,思った以上に熱心に見ていた。

 1学期最後の授業は,「ネット社会の歩き方」から,全員がかかわりをもつ個人情報について。
はじめに,「情報モラルアンケート」を実施。個人情報や情報モラル一般について,関心をひくために,アンケート結果をその場で全員でみる。そして,HP「ネット社会の歩き方」を使っての学習に入った。

 このHPは,=以下引用=

「ネット社会の歩き方」は、日常の社会生活の常識に、ネット社会の常識をプラスして、トラブルをさけ、安全に過ごすための考え方やノウハウを学ぶ場所です。学校や家庭で、先生や保護者の方々が子どもと一緒に使っていただける学習教材をたくさん用意しました

 とあるように,授業で使いやすい良い教材である。今回の授業はこの中から教材ユニット3(こんなWebサイトに気をつけて)・教材ユニット10(住所や電話番号を教えるのは慎重に)・教材ユニット12(個人情報は大切なデータ)をいっしょに学習した。
 ひとつ目の教材ユニットは,提示装置で提示していっしょに読んでいき,ワークシートに気づいたこと,わかったことなどを書かせる。2つ目の教材ユニットからは,各自でHPの画面をクリックし,自分のペースで読んでいってワークシートに書いていく。
 みんなおしゃべりもせず,熱心にパソコンの画面を見ながら学習していた。

 家庭で,インターネットを利用する生徒はかなりいるようだが,ネット社会の危険な面や,注意すべきことというと,自覚はなさそうである。今後の授業でも,何回かネット社会の歩き方は取り上げていくつもりである。
 1学期の授業終了。

 


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